2026.01.20
動画広告ABEMA広告とは?ABEMA Adsの出稿の流れや特徴を徹底解説!

若者を中心にテレビ離れが進んでいるといわれていますが、その一方で、視聴者が増えているのが動画配信サービス(VOD)です。中でも「ABEMA」は利用者数・月間視聴数が継続的に伸びており、広告媒体としての重要性も増しています。
そこで今回は、「ABEMA広告」の特徴や、出稿する流れについて広告代理店が詳しく紹介します。ABEMA広告ならではの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ABEMA広告(ABEMA Ads)とは
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ABEMA広告(ABEMA Ads)とは、人気動画配信サービスのABEMA(アベマ)に出稿できる動画広告のことです。
ABEMAは、サイバーエージェントとテレビ朝日が出資して設立された会社が運営するインターネットテレビで、多様なジャンルの番組を無料で視聴できます。
24時間好きなタイミングで、スマートフォンやタブレット、パソコン、コネクテッドTVなどさまざまなデバイスで番組を楽しめることが特徴で、2025年には月間視聴数5億回を超えるほど利用されています。
広告配信は、番組視聴中に動画広告が挿入される形が中心で、表示タイミングや本数などはコンテンツや視聴環境によって変動します。
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ABEMA広告の特徴
そんなABEMA広告の特徴としては、次の5点が挙げられます。
- 媒体としての信頼性が高くブランディング効果が期待できる
- スキップ不可のため視聴完了率が高い
- 若年層へもリーチしやすい
- 独自のターゲティング機能を利用できる
- 代理店を通して出稿する
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
媒体としての信頼性が高くブランディング効果が期待できる
ABEMAは大手企業が運営する動画配信サービスであるため、YouTubeやSNSなどユーザー投稿型と比べると、媒体としての信頼性が高いことが特徴です。
いわゆるユーザー投稿型メディアと違い、広告が表示される文脈(コンテンツ)が一定程度コントロールされているため、ブランドセーフティに優れた配信環境だといえるでしょう。
またABEMA Adsは「質の高い広告接触で、広告主企業や商品のブランドを守る」と明記しており、認知獲得やブランディング目的の出稿先として検討されやすいのもポイントです。
スキップ不可のため視聴完了率が高い
ABEMA広告はスキップ不可の仕様で、視聴完了率が高いことも特徴です。平均視聴完了率は90%を上回っており、20〜30%以上なら良好とされるYouTube広告と比べて非常に高水準だといえるでしょう。
このためブランドメッセージをしっかり伝えたい場合にも、ABEMA広告がよく活用されています。
若年層へもリーチしやすい
ABEMAでは24時間365日、「完全編成型リニア配信」と「見逃し配信」の両方を視聴できることが特徴です。そのため、テレビ離れが進む若い世代でも「自分が見たい番組を、自分の生活リズムに合わせて視聴する」という使い方がされやすく、若年層への広告配信(出稿)先としても注目されています。
結果としてABEMAのユーザー層は10代から30代の若年層が中心となっており、T層(13歳〜19歳の男女)やMF1層(20歳〜34歳の男女)へアプローチしたい場合にもおすすめです。
独自のターゲティング機能を利用できる
ABEMA広告では、「オーディエンス指定」と「プログラム指定」という独自のターゲティング機能を利用できます。
オーディエンス指定は、年齢・性別・エリアなどユーザー属性を絞って配信できる機能です。とくにデモグラフィック情報を正確に絞れる点はメリットといえるでしょう。
デモグラフィック情報
人口統計学的な属性に関する統計データ、つまりユーザー属性のこと。
年齢、性別、居住地、職業、所得などが代表例。
一方、プログラム指定は、広告を流す番組・ジャンルを絞って配信できる機能です。ユーザーの興味関心に沿って配信できるだけではなく、潜在顧客層へのリーチ拡張性が高い点もメリットとされています。
このような独自の機能を利用し、効率的にターゲット層へリーチできる点もABEMA広告の特徴です。
代理店を通して出稿する
YouTube広告など、広告主が直接出稿できる媒体も多いですが、ABEMA広告は必ず広告代理店を介して出稿しなければなりません。
このためABEMA広告で成果を出すためには、実力のある代理店を探す必要があるのです。
ABEMA広告の課金形態(配信メニュー)
ABEMA広告では、次の2種類の課金形態(配信メニュー)が用意されています。
- 予約型配信(ABEMA Premium Ads)
- 運用型配信(ABEMA Advanced Ad)
それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
予約型配信(ABEMA Premium Ads)
予約型配信は、広告主のオーダーに応じて出稿枠を確保し、配信ボリュームを担保しやすい配信方法です。計画的にインプレッション(視聴開始数)を積み上げたいケースや、特定のターゲットへ確実に届けたいケースで選ばれやすいメニューといえます。
一方で、予約型は「誰に/どの番組文脈で届けるか」がパッケージ化された設計になっていることも多く、運用型のように配信中の細かな調整を前提にするというよりは、事前設計を固めて配信するイメージです。
また、500万円~/3か月の最低出稿金額が設けられており、スモールスタートしづらい点をネックに感じる方もいるでしょう。
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メリット・デメリットをふまえると、一定の予算を確保でき、定めたターゲット層に対して確実にインプレッションを稼ぎたい場合は予約型配信を選んでみてください。なお、予約型配信のCPMは、15秒CMで3,000円(表示1回あたり3円)、30秒CMで3,500円程度(表示1回あたり3.5円)です。
CPMとは
広告が1,000回表示(インプレッション)されたときの費用を示す指標のこと。
表示単価(1回あたり)がわかる場合は、CPM=表示単価×1,000で概算できます。
※実際のCPMは配信メニューやターゲティング、在庫状況などで変動します。
運用型配信(ABEMA Advanced Ad)
インプレッション数が保証されないものの、低額から出稿できるのが運用型配信です。アドマーケットの場合、10万円から運用型配信を承っています。
また、運用型は配信結果を見ながら配信設計を調整しやすく、ターゲティングを細かく設計したい場合にも活用できます。
なお、単価(CPMなど)は配信条件で変動します。CPMが15秒CMで2,000円(表示1回あたり2円)、30秒CMで2,500円(表示1回あたり2.5円)程度が目安とされており、安価なことが特徴です。
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ターゲティングにこだわりたい方や、試しにABEMA広告を配信してみたい方は、運用型配信を活用してみてください。
ABEMA広告へ出稿する流れ
ABEMA広告へ出稿する際は、次の流れで準備を進めます。
- 広告代理店に相談
- 配信メニューの選定
- 動画クリエイティブ制作
- 広告審査
- 配信設定
- 配信開始・運用
どのような準備や設定が必要になるのか、詳しく見ていきましょう。
1.広告代理店に相談
まずはABEMA広告に対応している広告代理店へ問い合わせて、出稿について相談しましょう。依頼先を選ぶ際は代理店手数料を比較することも重要ですが、次のようなポイントもチェックしてみてください。
- ABEMA広告の出稿実績が豊富か
- 動画クリエイティブの制作まで任せられるか
- テレビCMやWeb広告など他媒体への同時出稿も相談できるか
- 配信後のレポート・分析・改善提案まで運用支援があるか
2.配信メニューの選定
先述したとおり、ABEMA広告には「予約型配信」「運用型配信」の2種類の配信メニューが存在します。下記の表の特徴を比べ、どちらで配信するのか、広告代理店と相談しながら決めてみてください。
| 比較項目 | 予約型配信 | 運用型配信 |
|---|---|---|
| 表示回数 | 保証される | 保証されない |
| 表示1回あたりの費用目安 | 15秒CM:3円 30秒CM:3.5円 60秒CM:7円 90秒CM:10.5円 | 15秒CM:2円 30秒CM:2.5円 60秒CM:5円 90秒CM:7.5円 |
| 利用できる機能 | 性年代・エリア・番組ジャンル・時間帯など (パッケージ設計が中心) | 性別・年齢などに加え、外部データ(購買データ/TVCM視聴データ等)を活用したセグメントも選択肢 |
| 最低出稿金額 | 500万円~/3か月 | 10万円~ |
| おすすめの活用シーン | 認知・ブランディングなど「確実に届けたい」 | 検証・改善しながら「ターゲティングにこだわりたい/試したい」 |
3.動画クリエイティブ制作
配信メニューの選定と並行して、動画クリエイティブの制作も進めます。
ABEMA広告はスキップされない仕様とはいえ、魅力的な広告動画を用意しなければユーザーの興味を惹きつけることはできません。ユーザーに最後まで広告を見てもらうためには、冒頭3秒で視聴者の注意を引く工夫をし、15〜30秒の短時間でメッセージを伝えきる構成にするのがおすすめです。
また、ABEMA広告では厳しい入稿規定が定められており、それを満たすクリエイティブでないと入稿できないため注意してください。
たとえば、対応尺(15秒/30秒のほか、60秒・90秒など)やフォーマット(MP4)、解像度(FullHD 1920×1080)、コーデック(H.264)などが定められているため、制作前に必ず確認しておきましょう。
4.広告審査
ABEMA広告ではテレビCM並みの入念な審査が実施されており、広告をすぐに配信できるわけではありません。そのため、おそくとも配信開始希望日の10営業日前、できれば15営業日前までに審査を依頼するのが望ましいとされています。
なお、ABEMAのブランドを保護する観点から出稿できないジャンルも定められているため、自社サービスが配信対象かどうかあらかじめ確認しておきましょう。(たとえば金融・パチンコなどが配信対象外です)
5.配信設定
つづいてCM枠を申し込み、動画クリエイティブを入稿します。ABEMAの媒体資料では、申し込み・入稿の締切が配信開始7営業日前の正午とされているため、修正対応の時間も見込んで早めに準備しておくと安心です。
あわせて、ターゲティングについても設定します。設定時に決めることは多岐にわたるため、配信目的(KPI)や配信期間・予算、配信メニュー(予約型/運用型)、ターゲティング(オーディエンス/番組・ジャンルなど)を広告代理店とすり合わせながら進めるとスムーズです。
実作業は代理店が担うケースが多いので、広告主側は「狙いたい層・NG表現・確認フロー」を明確にしておくと手戻りが減ります。
6.配信開始・運用
配信開始後は初動の数値を確認し、想定通りに配信できているかをチェックします。媒体資料では、速報値は掲載開始後数日で共有される運用が示されており、目安として「掲載開始3日目の翌営業日」などが案内されています。
成果を高めるには、結果をもとにターゲティングや配信面、クリエイティブ(冒頭の掴み/訴求軸/尺)を見直し、改善を回すことが重要です。配信結果は代理店に分析してもらい、具体的な改善アクションまで提案してもらいましょう。
なお、AdMarketでは毎月、広告配信結果レポートと改善計画をご報告していますので、安心してお任せいただけます。
ABEMA広告出稿時の注意点
ABEMA広告には、いくつか知っておくべき注意点も存在します。
- 入稿規定と審査基準が厳しく、事前チェックが必須
- 配信スケジュールは余裕を持って設定する
- ターゲティングと配信後の分析・改善が不可欠
それぞれ詳しく解説します。
入稿規定と審査基準が厳しく、事前チェックが必須
ABEMA広告では厳しい出稿基準を設けており、スムーズに広告を配信するためには、適切な事前準備が欠かせません。
たとえば入稿規定については、次のように定められています。
| 項目 | 入稿規定 |
|---|---|
| CM尺 | 15秒、30秒、60秒 90秒、120秒、150秒、180秒、300秒 |
| コンテナフォーマット | MP4 |
| フレームサイズ | FullHD(1920×1080) |
| アスペクト比 | 16:9 |
| 映像ビットレート(ターゲット・平均) | 20Mbps |
| エンコードモード | 2 Pass VBR (VBR上限30Mbps) |
| スキャンの種類 | プログレッシブスキャン |
| コーデック | H.264 |
| フレームレート | 29.97fps |
| プロファイル | High Profile Main Profile |
| 音声チャンネルタイプ | Stereo 2ch |
| 音声コーデック | AAC-LC |
| 音声ビットレート | 320kbps |
| 音声ビット深度・サンプリング周波数 | 16bit/48kHz |
| 音声ピーク値 | -1dBTP(もしくは-3dBFS)以下 |
| 音声平均ラウドネス値 | -18.0LUFS±1LU |
| 総ファイルサイズ | 容量制限なし |
| ファイル名 | 半角英数字・記号(全角文字NG) |
| ノンモン | 前後に0.5秒の無音部分を挿入 |
他の媒体で出稿していた動画クリエイティブを、そのままABEMA広告へ流用できるとは限らないため、必ず素材データを確認しておきましょう。
また、動画クリエイティブの内容についても、ABEMA広告のブランドを毀損しないか、視聴者に不利益を与えないかといった観点から厳しくチェックされます。テレビCM用のクリエイティブと同じく、各種法令や社会倫理を順守しましょう。
配信スケジュールは余裕を持って設定する
上記のような厳しい基準があるため、ABEMA広告は申し込んだからといってすぐに配信できるものではありません。先述したとおり、広告審査は配信開始希望日の10〜15営業日前までに依頼するのが望ましいです。
また、動画クリエイティブの制作は、どれだけ急いでも1〜2か月かかります。
各種ステップに余裕を持って臨むためにも、配信開始希望日の3か月前には広告代理店に問い合わせて、しっかり準備を進めていくのがおすすめです。
ターゲティングと配信後の分析・改善が不可欠
ABEMA広告では、さまざまなターゲティング機能を活用できます。しかし他のデジタル広告と同じく、当初のターゲティング設定で意図通りに成果が得られるとは限りません。
成果を最大化するためには、定期的にパフォーマンスを確認し、必ず分析・改善活動を続けましょう。
ABEMA広告の出稿でよくある質問(FAQ)
ここからはABEMA広告に関するよくある質問と、その答えについて紹介します。
- 最低出稿金額はいくら?
- 最低出稿期間はどのくらい?
- 広告が1回表示されるごとの単価はどのくらい?
- どんな企業・商材がABEMA広告に適している?
最低出稿金額はいくら?
アドマーケットでABEMA広告を出稿する際の最低出稿金額は、運用型配信は10万円〜、予約型配信(予約型プレミアム商品)は500万円〜です。
スモールスタートしたい場合は、まず運用型配信をお試しください。
最低出稿期間はどのくらい?
最低出稿期間も、配信メニューや契約条件、代理店によって異なります。
アドマーケットの場合、運用型配信なら最低契約期間はありません。
予約型配信は3か月以上のスケジュールで承っております。
広告が1回表示されるごとの単価はどのくらい?
ABEMAで広告が1回表示されるごとの単価は、配信メニューと広告尺によって異なります。
おおむねの目安は次のとおりです。
| 広告の秒数 | 運用型CM配信 | 予約型プレミアム商品 |
|---|---|---|
| 15秒CM | 2円 | 3円 |
| 30秒CM | 2.5円 | 3.5円 |
| 60秒CM | 5円 | 7円 |
| 90秒CM | 7.5円 | 10.5円 |
どんな企業・商材がABEMA広告に適している?
ABEMA広告に適している商材は、若年層(18〜34歳)向けのサービスや、動画で魅力を伝えやすい商品です。たとえば、アプリ・ゲーム、サブスク、化粧品、家電、エンタメ系サービスなどが挙げられます。
まとめ
テレビ離れが進み、ユーザー行動が多様化するなか、好きな時間に好きなデバイスで番組を視聴できる動画配信サービス「ABEMA」の存在感は年々高まっています。
ABEMA広告(ABEMA Ads)は、18〜34歳へリーチしやすい点に加え、プロコンテンツ中心の配信面によるブランドセーフティ、さらにオーディエンス配信・プログラム配信などの配信設計(ターゲティング)ができる点が特長です。
テレビCMではリーチしづらい層に認知を広げたい場合や、信頼性の高い配信面でブランドメッセージを届けたい場合は、ABEMA広告の活用を検討してみてください。
ABEMA広告の出稿ならアドマーケットがおすすめ!
ABEMA広告は必ず広告代理店経由で出稿しなければなりませんが、どの代理店に相談すべきかお悩みの方もいるでしょう。そんな方は、ぜひ次のような強みを兼ね備えた「アドマーケット」へご相談ください。
- ABEMA広告の出稿実績が豊富
- 動画制作から広告出稿までワンストップ対応
- 配信結果に基づく運用改善にも対応
- 包括的なクロスメディア戦略も立案
ABEMA広告の出稿実績が豊富
当社アドマーケットは、これまで数多くのABEMA広告出稿をサポートしてまいりました。ABEMA広告の特徴・仕様をしっかり把握しているため、スムーズかつ成果の出る配信を実現できることが特徴です。
たとえばコスメブランドの新商品をABEMA広告でプロモーションした際は、サイト訪問者数を210%にまで増加しました。他にも実績が多々ありますので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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アドマーケットはABEMA広告の配信だけではなく、動画制作にもワンストップ対応しています。
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配信結果に基づく運用改善にも対応
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次のステップにつながる具体的な改善提案にも力を入れており、着実に成果を積み重ねられると既存クライアント企業からも高く評価いただいております。
包括的なクロスメディア戦略も立案
ABEMA広告だけではなく、他の媒体も含めた包括的なクロスメディア戦略も立案できる点が、アドマーケット最大の強みです。
たとえば配信イベントの告知をサポートした際は、ABEMA広告・YouTube広告・X広告を組み合わせることで、SNS上での言及数を大きく向上させました。このような包括的なプロモーションに取り組みたい場合は、ぜひ一度ご相談ください。