2025.11.27
動画広告Amazonプライムビデオ広告とは?出稿にかかる料金や広告の種類を徹底解説

Amazonプライム会員が利用できる動画配信サービス「Amazonプライムビデオ」で、2025年4月から広告配信が開始されました。
日常生活に欠かせないエンターテインメントとして定着しているAmazonプライムビデオへ広告を出稿できれば、高いビジネス効果や、ブランド訴求の自然な浸透が期待されるでしょう。
しかし、まだ始まったばかりのサービスであるため、情報が少なく、広告の仕様や配信方法がよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Amazonプライムビデオ広告について徹底解説します。出稿にかかる料金や広告の種類、さらには成果を出す方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
Amazonプライムビデオ広告とは
そもそもAmazonプライムビデオとは、ECサイトでお馴染みの「Amazon」が提供するオンデマンド配信サービスです。
Amazonの有料会員プログラムである「Amazonプライム」の特典の一つとして、ドラマや映画、スポーツ中継、オリジナル番組など、さまざまなコンテンツが配信されています。
Amazonプライムビデオには、これまで広告は配信されていませんでした。しかし2025年4月から、通常会員(月額600円)向けコンテンツにスキップ不可の動画広告が配信されるようになりました。これが「Amazon Prime Video広告(Prime Video Ads)」です。
Amazonプライムビデオ広告は、多くの映画・番組コンテンツに表示されています。プレロール(再生前)とミッドロール(再生途中)で、15秒・30秒の枠で配信されるのが基本です。
なお、Amazonプライムビデオ広告の開始に伴い、プライム会費+月額390円の広告フリープランも新たにラインナップされています。
なぜ、Amazonプライムビデオで広告が表示されるようになったのでしょうか。その理由としては、コンテンツ制作のコスト上昇が挙げられます。昨今のインフレにより、さまざまなコストが上昇していますが、それは配信サービス業界も例外ではありません。
しかしAmazonは、『広告収入』+『広告フリープランのサブスクリプション費』によって収益を多様化し、大幅な値上げをすることなくプライムビデオサービスを継続しようとしていると考えられます。
広告が表示されることに、ネガティブな感情を抱くユーザーが存在することも事実です。しかしプライム会員の費用が据え置かれたまま、これまでどおりに配信コンテンツを視聴できる点は、視聴者にとってメリットのあることだといえます。今後は徐々に、Amazonプライムビデオで広告が流れるのは当たり前と考える視聴者も増えていくでしょう。
※各種料金は、2025年10月時点の情報
Amazonプライムビデオ広告の種類
さて、Amazonプライムビデオ広告のインストリーム枠は、挿入ポイントにより3種類に分かれます。
- プレロール広告(再生前)
- ミッドロール広告(本編中)
- ポストロール広告(再生後)
実際の配信では、作品やキャンペーン内容に応じて、プレロールのみ/プレ+ミッドなど、組み合わせて広告が挿入されます。
それぞれどのような配信形態なのか、詳しく見ていきましょう。
プレロール広告(再生前)
コンテンツの再生前に配信されるのがプレロール広告です。
再生ボタンを押した直後、つまり視聴者が画面に集中し始めた瞬間にリーチできるため、高い訴求力が期待できます。
ミッドロール広告(本編中)
コンテンツの途中で配信されるのがミッドロール広告です。
配信途中といっても、ストーリーの区切りや場面転換に合わせて配信されるため、コンテンツを邪魔することはありません。テレビCMに近い配信方法だといえます。
ポストロール広告(再生後)
コンテンツの終了直後に配信されるのがポストロール広告です。
視聴を終えリラックスした状態の視聴者にアプローチできるため、購入や行動喚起といった「動画視聴以外のアクション」へ誘導しやすいことが特徴です。
Amazonプライムビデオ広告の特徴
Amazonプライムビデオ広告を配信するときに知っておきたい特徴としては、次の5つが挙げられます。
- ユーザーの視聴を妨げない自然な形で広告が配信される
- スキップ不可で最後まで視聴してもらえる
- Amazonデータを活用した高精度なターゲティングができる
- インプレッション課金(CPM課金)が基本となる
- 広告効果の測定・レポートが充実している
それぞれ詳しく解説します。
ユーザーの視聴を妨げない自然な形で広告が配信される
Amazonプライムビデオ広告には、プレロール(再生前)・ミッドロール(本編中)ポストロール(再生後)といった種類がありますが、いずれもユーザーの視聴を妨げない自然な形で配信されることが特徴です。
また、Amazonは視聴者に過度な広告負荷をかけないことも目指しており、他のストリーミングサービスと比べても広告の本数・頻度が抑えられています。このため比較的ユーザーに敬遠されづらく、ブランドイメージを棄損することなく広告を出稿できます。
さらに、Amazonプライムビデオはリビングの大画面TVで視聴されるケースが多く、家族全体への訴求や“ながら見ではない”集中視聴を期待できることもポイントです。
スキップ不可で最後まで視聴してもらえる
Amazonプライムビデオ広告は、基本的にスキップできない広告形態であるため、配信クリエイティブを最後まで視聴してもらいやすいことが特徴です。そのためブランドメッセージをしっかりと伝えやすく、強いブランド想起を生み出すことが期待できます。
なお、広告1本あたりの尺は15秒または30秒と、広告としては一般的な長さであるため、スキップできないからといってユーザーに過度な負荷をかけることもありません。
Amazonデータを活用した高精度なターゲティングができる
Amazonプライムビデオ広告ならではのメリットとしては、Amazonの膨大なファーストパーティデータを活用した高度なターゲティングが可能な点も挙げられます。代表例は次のとおりです。
- ユーザー属性(エリア・年齢・性別など)
- デバイス(PC・スマホ・タブレット・TV)
- コンテンツ(映画・ドラマ・アニメ・バラエティなど)
- 興味関心(ペット・ファッション・自動車など)
- 過去の購買傾向に基づくインマーケット(購買意向)セグメント
- ライフステージ(子どもがいる家庭・引っ越し予定層など)
EC出品の有無を問わず、あらゆる業種の企業がAmazonの購買データを使ってターゲティングできることは、非常に大きなメリットといえるでしょう。
インプレッション課金(CPM課金)が基本となる
広告の課金形態にはいくつか種類がありますが、Amazonプライムビデオ広告は、表示回数によって費用が決まるインプレッション課金(CPM課金)が基本です。
CPM課金(Cost per Mille)
広告が1,000回表示されるごとに一定の料金が発生する課金形態。
Web広告やYouTube広告などと比べると、Amazonプライムビデオの広告枠は限られるため、少し高めのCPMとなるケースが多いです。
しかし、上述した高度なターゲティング機能を使えると考えれば、費用対効果は高いといえるでしょう。
広告効果の測定・レポートが充実している
Amazonプライムビデオ広告はデジタル広告の一種であるため、広告効果の測定・レポートが充実していることも特徴です。
たとえばAmazon独自のブランドリフト調査(Amazon Brand Lift)を活用すれば、広告想起やブランド認知度の向上率を測定できます。
また、Amazon Marketing Cloud(AMC)という効果測定ソリューションを使えば、数百ものインサイト情報から、メディアミックス分析やオムニチャネル効果の測定なども可能です。
さらにサードパーティー(Nielsen、Kantarなど)を使った、リーチ・フリクエンシー計測や、ブランドリフトの定量化にも対応しています。
Amazonプライムビデオ広告の出稿料金
Amazonプライムビデオ広告にかかる最低費用は、出稿方法によって異なります。
マネージドサービス(Amazonが運用代行)を利用する場合、数百万円~数千万円規模の予算が必要なケースが多いです。
一方、セルフサービス(広告主がAmazon DSPで運用)の場合、明確な最低予算の制限はなく、小規模な予算からでも出稿可能です。
CPM(1,000回表示あたりの単価)は数千円台を想定しておくとイメージしやすいでしょう。仮に1,000回あたり数千円とすると、数十万円規模の予算で数万〜10万回程度の表示が見込めます(ターゲティングや時期によって変動します)。
一定のインプレッション数を確保することを考えると、数十万円規模の予算を確保しておくといいでしょう。
【Amazonプライムビデオ広告の出稿方法】
| マネージドサービス(Amazonが運用代行) | セルフサービス(Amazon DSPの自社運用) |
|---|---|
| Amazon広告チームが、広告主の代わりに プランニング・入稿・最適化を行う方式 | 広告主または代理店が自分でAmazon DSPを 使って配信・最適化を行う方式 |
| Amazon担当者が運用を代行戦略立案、 ターゲティング、クリエイティブ提案、レポート作成まで対応 | 広告主自身で設定・最適化クリエイティブアップロード、 オーディエンス設定、ABテストなどを自由に操作 |
| 最低出稿金額が高め国や時期により異なるが、 数百万円~が一般的 | 最低出稿金額が低いAmazon DSPのセルフサービスは 一般的に数十万円〜100万円/月 程度から可能 |
| 運用がブラックボックス化しやすい細かい設定 (ターゲティング詳細、入札単価、配信ロジック)は非開示が多い | データ透明性が高い配信ログ、ターゲティング構造、 入札、プレースメントがある程度可視化される |
| クリエイティブ制作支援やベータメニュー利用が可能 Amazon独自の新機能やプレミアム枠へ優先的にアクセスできる | 細かなPDCAが可能クリエイティブ・ターゲット・ 入札を高速で調整でき、検証スピードが上がる |
Amazonプライムビデオ広告の出稿手順
それではAmazonプライムビデオ広告に出稿する手順について紹介します。
- 広告代理店に相談
- 事前準備・アカウント開設
- 動画クリエイティブの制作
- 入稿・審査
- Amazon DSPで配信設定
- 配信開始
それぞれのステップごと、詳しく見ていきましょう。
1.広告代理店に相談
先述した最低出稿予算を考えると、Amazon DSPを活用する「セルフサービス型」で出稿したいと考える方が多いのではないでしょうか。
しかしAmazon DSPを活用するといっても、その操作・設定は単純なものではありません。
そのため基本的には、Amazonプライムビデオ広告に慣れている広告代理店へ相談し、出稿作業を代行してもらうのがおすすめです。
当社でもAmazonプライムビデオ広告の出稿をサポートしておりますので、お気軽にご相談ください。
2.事前準備・アカウント開設
新規にAmazon DSPを利用する場合、アカウント開設に数日〜1週間程度の時間がかかります。
広告代理店と協力しながら、必要な契約・初期設定を進めていきましょう。
3.動画クリエイティブの制作
並行して、Amazonプライムビデオ広告で配信する動画クリエイティブも制作します。
Amazonはプレミアムなユーザー体験を守るために、一般的なWeb広告などよりも厳しい審査基準を設けています。スムーズに審査を通過するためにも、テレビCM並みのクオリティで制作することを意識してみてください。
※具体的な動画要件は後述します。
4.入稿・審査
動画クリエイティブが完成したら、配信開始希望日の3〜5営業日前までにDSPで入稿します。
クリエイティブ審査には通常約3営業日かかるとされており、もし不備があると、修正版を再入稿してから再審査・配信開始までさらに約4営業日を要するケースもあるため、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。(万が一の修正対応も加味すると、1週間以上の余裕を確保するのがおすすめです)
5.Amazon DSPで配信設定
審査に通過したら、ターゲティングなどの配信設定をします。
設定作業は広告代理店へ任せられますが、どのような戦略に基づき配信するのかは、あらかじめ話し合っておきましょう。
6.配信開始
Amazonプライムビデオ広告は、配信開始後も必要に応じた微調整が可能です。
たとえば想定よりも表示回数が伸びない(配信ペースが遅い)場合は、入札額やターゲティング設定を調整して、回数を伸ばしていきます。広告代理店へ依頼すれば、このような初動対応も任せられるため安心です。
Amazonプライムビデオ広告で成果を出す方法
Amazonプライムビデオ広告で成果を出すためには、次のような点を意識することが大切です。
- 冒頭でユーザーの興味を惹きつける
- クリエイティブ品質とガイドラインを遵守する
- ターゲティングを狭めすぎない
- 継続的にデータ分析と改善を行う
- 他の広告との組み合わせも検討する
それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
冒頭でユーザーの興味を惹きつける
Amazonプライムビデオ広告はスキップ不可の仕様であるものの、魅力的でない動画クリエイティブを配信すると、ユーザーが目を背けてしまうかもしれません。しっかりと広告を見てもらうためには、冒頭数秒でユーザーの興味を惹きつけることが非常に重要です。
まずはエフェクトや音で注意を惹きつけ、キーメッセージはできるだけ前半に配置するのがセオリーです。
クリエイティブ品質とガイドラインを遵守する
Amazonプライムビデオ広告で配信する動画クリエイティブは、Amazonの定める仕様・ガイドラインに準拠していなければなりません。主な要件は次のとおりです。
| 動画フォーマット・画質 | 最低でもフルHD(1920×1080ピクセル) アスペクト比16:9 |
| 音声仕様 | ステレオ2ch以上 ビットレート192kbps サンプリングレート44.1kHzまたは48kHz |
| 広告時間(尺) | 15秒または30秒 |
| その他のガイドライン | レターボックス・ピラーボックス禁止 クリック促進要素の禁止 |
出典:ストリーミングTVとPrime Videoの広告仕様|amazon ads
また、誇大表現や不適切なコンテンツ、公序良俗に反する要素のあるクリエイティブも、審査で落とされてしまいます。先述したとおり、テレビCMにも出稿できるクオリティの動画を制作することが大切です。
なお、当社ではAmazonプライムビデオ広告の出稿設定だけではなく、動画クリエイティブの制作にもワンストップ対応しております。
多彩なクリエイティブ・編集技術によるクオリティの高い映像、視聴者を瞬時に引き付けるCMソングの制作もお任せください。
ターゲティングを狭めすぎない
高精度なターゲティング機能はAmazonプライムビデオ広告ならではの利点ですが、あまりにも条件を絞り込みすぎると配信ボリュームが不足してしまいます。
そのため配信開始直後は、比較的広めのセグメントを設定し、配信状況を見ながら徐々に最適化していくのがセオリーです。
最初にどのようなセグメントを設定するのかについては、広告代理店のアドバイスも参考にしてみてください。
継続的にデータ分析と改善を行う
Amazonプライムビデオ広告の成果を最大化するためには、一度出稿して終わりにしてしまうのではなく、継続的にデータを分析し、改善を重ねていくことも重要です。
たとえば1回目の配信データを元に、2回目以降の配信時に動画をブラッシュアップしていくと、費用対効果の高いクリエイティブを制作できます。
このようなPDCAを回すためにも、ぜひ広告配信・動画制作の両方に精通した広告代理店へ相談してみてください。当社は配信~分析~動画制作までワンストップで対応しているため、効率的に費用対効果を高められます。
他の広告との組み合わせも検討する
プロモーション成果を最大限に高めるためには、Amazonプライムビデオ広告だけではなく、他の媒体も効果的に組み合わせていくことが重要です。
たとえばブランドイメージを効率的に高めていきたい場合は、Netflix広告やTVer広告なども組み合わせるのがおすすめです。また、認知度を高めたい場合は、YouTube広告・SNS広告も組み合わせるべきでしょう。
Amazonプライムビデオ広告の出稿はAdMarketにお任せ
AdMarketはAmazonプライムビデオ広告の代理店として、多くの企業様にご依頼をいただいています。ここでは、AdMarketの強みを4つご紹介します。
- 動画広告・マーケティングに精通した専任担当者が対応
- プライムビデオ広告を軸に包括的な施策をご提案
- プライムビデオ広告に最適化した動画制作もワンストップ
- わかりやすい分析レポートでPDCAをサポート
広告運用・動画マーケティングに精通した専任担当者が対応
AdMarket では、プライムビデオ広告を熟知した専任のアドバイザーが、最適な広告運用をサポートします。
ターゲット設定や配信戦略の策定、効果を最大化するための運用調整など、広告の専門知識が必要な領域はすべてお任せ。
煩雑な出稿手続きや審査もワンストップで対応できるため、初めてのお客様でもご安心いただけます。
プライムビデオ広告を軸に包括的な施策をご提案
AdMarketは、単にプライムビデオ広告の出稿を代行するだけではありません。
他の動画広告媒体や、SNS、インフルエンサーマーケティングなど、ターゲットに有効な複数のメディアに横断的に展開することで、広告効果を最大化します。
さらに、Webサイトの制作・改善やSEO対策を組み合わせたWebマーケティング戦略もサポートいたします。
プライムビデオ広告に最適化した動画制作もワンストップ
AdMarket は制作会社としての機能も備えており、プライムビデオ広告の動画制作から出稿まで自社で完結できます。
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短時間でメッセージが伝わる“高品質かつ強い”動画の制作や、冒頭の数秒で印象に残るCMソングの制作もお任せください。
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ご相談やシミュレーションは無料です。amazonプライムビデオ広告をご検討の方は、ぜひ一度お問い合わせください。
Amazonプライムビデオ広告のよくある質問
それでは最後に、Amazonプライムビデオ広告にまつわるよくある質問について紹介します。
広告出稿までにかかる期間は?
Amazonプライムビデオ広告の出稿作業そのものは、Amazon DSPのアカウント開設に数日〜1週間程、クリエイティブ素材の入稿・審査に3~5営業日程度で完了します。
一方、動画クリエイティブの制作は、企画・撮影・編集とさまざまな工程が必要なため、どれだけ早くても1か月程度のスケジュールを見込んでおくべきでしょう。
これらを加味すると、企画立案から実運用開始まで少なくとも1〜2か月程度かかるため、早めに広告代理店へ相談してみてください。
最低出稿期間は?
Amazonプライムビデオ広告の最低出稿期間は、相談する広告代理店によって異なります。
当社の場合、最低契約期間はございませんが、1か月~を目安にご相談ください。
クリエイティブの審査で気をつけるポイントは?
Amazonプライムビデオ広告のクリエイティブ審査で気をつけるべきことは、多岐にわたります。
先述した入稿規定で触れたポイントも含め、注意点・禁止事項を再掲します。
- レターボックス・ピラーボックス禁止(プライムビデオにおける視聴体験を一貫させるため、画面上下または左右の黒帯は使用しないことが強く推奨されています)
- クリック促進要素の禁止(クリックできないTVデバイスなどで視聴されるため)
- コンテンツガイドライン遵守(とくに全年齢のユーザーが視聴することに配慮)
ただし、Prime Videoのキッズプロフィールで視聴されるコンテンツには広告が表示されないため、子ども向け番組への出稿や、不適切な場面での表示を過度に心配する必要はありません。
まとめ
Amazonプライムビデオ広告は、スキップできない形態といった「従来のテレビCM」的な側面も持ちつつ、購買データに基づく詳細ターゲティング・配信データの詳細分析など「デジタル広告」としてのメリットもある、次世代の広告媒体です。
プライムビデオでの広告配信が始まったばかりであるため、戸惑いを覚えるユーザーもいますが、すでに広告を受け入れているユーザーも少なくありません。とくにAmazonの購買データを用いたターゲティング機能を活用したい場合は、ぜひ出稿を検討してみてください。
当社アドマーケットでは、Amazonプライムビデオ広告の戦略立案・動画クリエイティブの制作・配信設定・運用改善までワンストップで対応しております。シミュレーションは無料ですので、まずはお気軽にご相談ください。
