コラム

YouTube動画広告のノウハウや、事例研究など運用に役立つ情報が満載です。

広告の運用手法
広告表示場所(プレースメント設定) [YouTube動画広告ターゲティングVol.16]

2021.05.24

前回は広告のスケジュールついて学びました。今回は3回に分けて「広告の表示場所」について紹介します。

広告を配信する先を絞り込むプレースメント設定

20210524_img02.JPGこれまでのオーディエンスターゲティングは広告を表示するユーザーを絞り込むものでしたが、今回は配信先を絞り込むターゲティング方法になります。絞り込みは上図の「キーワード」、「トピック」、「プレースメント」の3つとなり、今回は「プレースメント」について詳しく見ていくことにします。

20210524_img03.JPGプレースメントとは、YouTubeチャンネルやYouTube動画を指定して、そこに動画広告を表示することができる手法です。YouTubeで動画を視聴していると、広告が観ている動画と関連したものが表示された経験はありませんか?例えば、上図は「ネイティブから英語を学びたい人の神アプリ」というタイトルの動画ですが、動画視聴前に英会話の広告が挿入されました。英語を学ぼうと思って該当の動画をクリックしたユーザーに対し、ごく自然に動画広告を視聴させることができます。

このように、ユーザーが視聴している動画と似たジャンルの商材が広告であれば、ユーザーが興味を持って視聴してくれ、またCTA表示オプション(リンク先)に遷移する可能性も高くなる傾向があります。弊社で運用した案件では、プレースメントを組んだターゲティングは通常のオーディエンスによる配信設定と比較して、1.5倍高い視聴率を獲得しました。

プレースメントの設定方法

20210524_img04.JPG設定する際は、絞り込みたいYouTubeチャンネルやYouTube動画を追加していきます。複数のプレースメントを一括で登録することができるため大量のチャンネル設定が可能。その他に、各動画のラインナップがカテゴライズ(例:テクノロジーとガジェット、高級車とスポーツカー)されており、該当の動画のみに絞り込んで配信することもできます。サイトやアプリに配信したい場合は、ウェブサイトやアプリの設定も実施してみましょう。

プレースメントが配信されない場合は?

該当の商材に親和性のあるチャンネルや動画でプレースメントを設定しても、なかなか配信が動かないことがあります。これは配信母数が少ない、あるいは同じ広告枠で競合が多く、表示しにくい状況になっている可能性が考えられます。プレースエントを絞り込みすぎた結果、配信ターゲット母数が少なくなりすぎてうまく広告が動かない場合は、プレースメントを増やす、もしくは上限入札単価を修正すると良いでしょう。

まとめ

今回は「広告の表示場所」の1つであるプレースメントについて取り上げました。ターゲットとなるユーザーが好むチャンネルや動画を予想し、パフォーマンスの改善を図っていきましょう。次回は「キーワードターゲティング」による広告表示場所の設定を紹介します。

同じカテゴリの記事

コラム記事一覧