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広告の運用手法
広告表示場所(キーワード設定) [YouTube動画広告ターゲティングVol.17]

2021.05.27

前回から広告の表示場所について取り上げています。今回は前回のプレースメント設定に続き、「キーワードによるコンテンツターゲット」を用いた配信設定を紹介します。

キーワード単位で配信先を絞り込む

20210527_img02.JPG「キーワードターゲティング」では、予め指定したキーワード(単語やフレーズ)にて、関連度の高いYouTube動画・YouTubeチャンネル・サイトを閲覧しているユーザーに動画広告を表示させる手法です。前回紹介したプレースメント設定は、指定したチャンネルや動画で広告の配信先を絞り込む内容でしたが、今回の「キーワードターゲティング」では、指定したキーワードで広告の配信先を絞り込む形となります。

キーワードターゲティングの設定方法

20210527_img03.JPG設定する際は、絞り込みたいキーワードを追加していきます。登録するキーワードの数は5個~20個が推奨。特に、2語、3語のフレーズによるキーワードが効果的とされています。

20210527_img04.JPGどのキーワードを登録すれば良いか迷った際は、上図の右上の欄へ自社サイトや競合サイト、あるいはターゲットユーザーが好みそうなサイトのURLを入力してみましょう。自動でキーワード候補が表示されます。「+」でそのまま登録できるため簡単に追加できます。

20210527_img05.JPGまた、商品やサービス名を入力してキーワード候補を見つけることも可能です。例えば上図のように「副業」というキーワードを入力すると、ユーザーが普段検索しているキーワードが上位に表示されます。自分で一から候補を考える必要がないため、これらの設定はぜひ活用していきましょう。

【注意】キーワードターゲティングとカスタムオーディエンスは異なる

【新機能あり】カスタムオーディエンスの設定方法の中で紹介したキーワードと、今回のキーワードターゲティングは異なるため注意が必要です。違いとしては以下になります。

  • カスタムオーディエンス(キーワード)…設定したキーワードに興味があるユーザーを対象に配信
  • キーワードターゲティング…設定したキーワードが含まれる場所(YouTube動画、YouTubeチャンネル、サイト)を対象に配信

プレースメントと同じく配信先を絞り込んでいるため、条件が厳しすぎる場合は配信できる広告枠が少なくなりすぎてしまう恐れがあるため、特に配信当初は表示回数数や単価が問題ないか確認しましょう。また、ターゲティングごとに広告グループを分け、それぞれの配信のパフォーマンスを比較していくのも良いかもしれません。

まとめ

今回は「広告の表示場所」の2つ目のキーワードについて取り上げました。オーディエンスターゲティングと合わせてぜひ活用してみてください。次回は「トピック」による広告表示場所の設定を紹介します。

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