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WEBへの動線・インストリーム広告の最適化[TrueView動画広告制作編2]
2014年4月 9日
こんにちは!動画制作J-Movista、YouTube研究所のshoです。
[TrueView動画広告制作編]第二回ということで、
今回はインストリーム広告の最適化、とりわけWEBサイトへの誘致・動線作りについて考えてみたいと思います。
TrueViewインストリーム広告では、TVCMなどを利用されている場合も多く見られます。
TVの視聴者層とは異なるYouTubeの視聴者層にアプローチできるので、その効果はとても魅力的です。
しかし、前回「5秒マーケティング」の話でもお伝えした通り、
TrueView動画広告では、仕組みに合わせて「最適化」した動画のほうがより効果的と言えます!
動画広告の「最適化」って?
「5秒マーケティング」でユーザーを掴み、動画の視聴率を上げました。
興味を持ったユーザーは動画を最後まで観てくれました。これでめでたしめでたし、ではもちろんありません!
(認知向上目的のCMでは十分かもしれませんが......)
TrueViewインストリーム広告の再生が終わると、自動的にユーザーが本来観たかった動画の本編が始まります。
再生中のインストリーム広告をクリックすればサイトへの誘導はできるのですが、再生が終わってしまうとそのままではユーザーはアクセスの機会をなくしてしまいます。
TVCMとは違い、直接WEBサイトへの動線が作れるTrueView広告。
このままではもったいない!
というわけで、TrueView動画広告からWEBサイトへの動線をつくり、効果を上げる最適化の方法をお伝えします!
ますは基本として、
1.コンパニオンバナーを設定する
2.ユーザーにクリックを促す動画クリエイティブを考える
3.動画視聴後のユーザーの検索行動を考える
上記3つの方法についてご説明します。
さらにその後、一歩踏み込んだ動画広告の最適化手法についてもご紹介しちゃいます!
1.コンパニオンバナーを設定する
TrueViewインストリーム広告のオプションとして設定でき、
実施する際には必ず押さえておくべきなのが、300×60のコンパニオンバナーです。
コンパニオンバナーはインストリーム広告が終了後も表示され続けるため、広告を観終わったユーザーをサイトへ誘導することが可能です。(クリックは非課金)
できれば動画のクリエイティブにおいても、右上のコンパニオンバナーをクリックしてもらえるような意識付けができると良いですね。
2.ユーザーにクリックを促す動画クリエイティブを考える
ディスプレイ広告でもよく使われる手法ですが、「いますぐクリック!」などの、
ボタンのようなデザインを動画の中に入れ込むことで、ユーザーにアクションを促す効果が期待できます。
海外の、環境保護に関わるサイトのインストリーム広告事例。スキップボタンと並列のボタンを置いた面白い例です。
インストリーム広告では「動画がクリックできる」ということがそもそもわかりにくいので、動画クリエイティブの中にボタンを置くことで、興味を持ったユーザーのサイトへの動線を確保します。動画制作最適化の最もわかりやすい例と言えるのではないでしょうか。
3.動画視聴後のユーザーの検索行動を考える
動画広告視聴者のうち、大半はスキップするか、最後まで視聴したとしてもクリックしないユーザーです。
しかし、その時はクリックしなかったとしても、興味を持ったユーザーは後から検索して探そうとします。「動画視聴後の検索」は、「動画広告のクリック」と同じくらい重要なのです!
そこで、ユーザーが検索しやすくなるように、初めから動画に検索ボックスを入れておくという手法が存在します。
クリックしなかったユーザーでも、後から思い出して検索できるワードを設定しておく
キャンペーン等の場合には、検索からTOPページを訪れたユーザーが、動画広告のLPページにすぐに移動できる動線を用意しておきましょう。動画広告の視聴者は検索連動型広告のクリック率が高いという事例もありますので、より効果を高めるためには、複数のWEB広告を組み合わせた施策も重要になってきます。
サイトへ誘導する動画クリエイティブとは
上記のような基本的な手法はもちろん重要です。ただし、肝心の動画の内容がわかりにくければ、本当にユーザーを誘導する動線をつくれたことにはならないでしょう。どんな動画でも、リンク先のWEBサイトやコンテンツの内容を、ユーザーがイメージできるように制作することが重要です。
ユーザーの興味を喚起する動画の企画・クリエイティブがあってこそ、最適化された動画が効果を発揮できるのです。
内容が曖昧な動画はNGです。
複数の動画で効果を見極める(A/Bテスト)
WEBの広告には欠かせないとも言われるA/Bテスト。
複数の広告を用意して、反応が良かったものを残して効果を高めていく手法です。
低価格で始められてターゲット設定が詳細にできるTrueView広告だからこそ、
複数のクリエイティブを用意してユーザーの反応を探るのが最適化への近道です!
たとえば動画全体の構成は同じでも......
・数パターンの「最初の5秒」を制作!どんな掴みがターゲットに効果的かを測る!
・コンパニオンバナーを複数用意!どの動画との組み合わせが効果的かを調べる!
ポイントはクリエイティブ×効果測定
ユーザーを惹きつけるクリエイティブを用意し、サイトへの動線を考え最適化を行う。
あとはそれが実際にどのような効果を出しているのか、測定を行うことが重要です。
GoogleAdWordsのアカウントで運用されるTrueView広告は、AdWords同様詳細な解析が可能。
効果を見極めて、クリエイティブをさらに改善していく。
この「制作」「運用」「最適化」の流れが大切になるのは、動画広告も他のWEB広告と同じですね。
<YouTubeアナリティクスの解析画面>
映像・WEB・グラフィック部門を持つJPCでは、TrueView動画広告の制作・運用・最適化を一手にお引き受け可能です!
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次回からはTrueViewインストリーム広告の成功例をご紹介いたします!