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【Google広告】リニューアルに伴うタグの仕様変更とは?
2018年9月28日
GoogleAdwordsのリニューアルが実施され、従来版のサポートが終了してから一月ほどが経ちました。名称もGoogle広告に変わり、慣れない管理画面に戸惑われている方も多いのではないかと思います。そんな中、広告用のタグについても仕様の変更がありました。今回はそんな新しくなったタグについてご紹介させていただきます。
Google広告のタグの仕様変更とは?
- グローバルサイトタグ
- イベントスニペット
GoogleAdwordsには、これまでリマーケティングタグとコンバージョンタグの2種類のタグがあり、それぞれデータを取得したいページに埋め込むだけでよいというものでした。しかしAdwordsのリニューアルに伴い、広告用のタグについてもグローバルサイトタグとイベントスニペットという2つのタグに切り替わっています。現在、旧式タグの動作は確認されていますが、新規発行はできなくなっているため、最新のタグに馴染んでおくことは重要となります。
Google広告のグローバルサイトタグとは?
グローバルサイトタグとは、ユーザーが広告をクリックした時の情報を保存する役割をもったタグです。これまでのGoogleAdwordsのタグと違い、ユーザーが訪問されると思われるすべてのページに設置することを推奨されています。リマーケティングリストを作成したい場合にはこちらのタグを設定すれば大丈夫です。
Google広告のイベントスニペットとは?
イベントスニペットとはグローバルサイトタグと連携し、コンバージョンとしてカウントすべきアクションをトラッキングするためのタグとなります。単独での使用はできないため注意が必要です。コンバージョンを計測したい場合は、グローバルサイトタグとイベントスニペットを組み合わせる必要があります。
リスト作成時の設定の違い
グローバルサイトタグはアカウントごとに発行されるタグです。リマーケティングリストを作成する際にも共通のタグを使用します。そのため、どのページからの情報を収集するか、URLを指定して識別してあげる必要があります。対して、イベントスニペットはコンバージョンイベントごと発行されるオリジナルのタグです。個別にIDが付与されているため、コンバージョンリストを設定する際にURLによる識別は不要となります。この設定方法は従来版とは異なるため、注意が必要です。
まとめ
最後に、各タグのポイントを簡潔に振り返ります。
・グローバルサイトタグ
リマーケティングとコンバージョンの情報を取得するために設置。
・イベントスニペット
コンバージョンを計測するために設置。グローバルサイトタグと組み合わせての設定が必要。
従来版のタグが新規発行できなくなったため、今後は新たなタグを利用していく必要があります。それぞれのタグの性質を理解してあげると、設定自体も楽になってくるはずですので、是非活用してみてください。